



ベッドの長さ(奥行)は生活空間と動線において設置後の
暮らしやすさにも大きく影響します。
寝室の場合、
余裕と開放感を求めるには、
ベッドサイズ(長さ・奥行)と間取りのバランスは調整できます。
●例:ベッドサイズ(長さ・奥行)を短いほうの191cmタイプにすると
部屋の開放感が増します。
●開放感とは、視覚的に「寝室の全体のサイズと
ベッドフレームが占めす部分のバランス」
●一般的には健常者の場合、40cmの間もあれば歩けます。
52cmの場合は余裕をもって通過できます。。


介護ベッドの利用者は、高齢者もしくは骨折などのケガをしていた方が多いです。
その場合は利用者の体の状況によって、必要な生活動線のスペースが40~200cmまで変わります。
例①:独歩、または杖を利用している方は40cm~55cmの動線で通過できます。
おすすめの間取りレイアウトはこちら:
独歩もできる方は、体幹の具合はそこまでは悪くはないです。
そのため、医師や介護士の方々がベッドの周りにて
歩けること、診察・リハビリテーションが行えるほどの隙間を
とって置く必要がなく、ベッドを壁もしくは窓に寄せることも可能です。
ベッドやテレビ・空調以外の家具はなくても活動できるような場合、
およそ6畳で設置は可能です。
例②:歩行器・車いすを利用している方
部屋の入り口からベッドまで、狭い空間や家具がたくさん置いてあると、
歩行の妨げになるため、車椅子の動線を確保する必要があります。
おすすめの間取りレイアウトはこちら:
ベッドと車椅子を乗り移りする側には、
100cm~130cmの動線を確保する必要があります。
例③:リクライニングベッド・搬送用ストレッチャーをご利用されている方
起き上りが難しい寝たきりの方の場合、
搬送用ストレッチャー(ベッド)もしくは、
背もたれを倒せる、リクライニング車いすを使って移動してます。
おすすめの間取りレイアウトはこちら:
乗り移りを二人がかり、介助者の立つところとストレッチャー(搬送ベッド)やリクライニング車いすの立ち回りに必要な空間を確保するために、
部屋は広め(5~6畳)をおすすめです。
※廊下や部屋の入口に90cmの幅が必要となります。